長府エコキュートをご利用中の皆様にとって、エラーコードの表示は突然の出来事として不安を与えるものです。リモコンに表示される数字やアルファベットの組み合わせを見て、どのように対処すべきか迷われる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、長府エコキュートで発生するエラーコードについて、その意味と対処法を詳しく解説いたします。エラーコードが示す原因を理解し、適切な対応を行うことで、エコキュートのトラブルを迅速に解決できるよう支援いたします。
長府エコキュートのエラーコード一覧

長府製作所のエコキュートは、機器に故障や異常が発生した際、リモコンや本体にエラーコードを表示する仕組みとなっています。これらのエラーコードは、問題の原因を特定し、適切な対処を行うための重要な情報です。
出典:エラーコード
警報/表示 | 内容 | 警報解除方法 | 原因・確認事項 | 処置 |
---|---|---|---|---|
– | 【ノイズ・電圧瞬時低下・電源瞬時停電】等によるマイコンの誤作動です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
000 | 停電発生です・・停電復帰時に【警報履歴】としてセットされます | 【故障履歴呼び出し時】にのみ表示します・・通常運転では表示しません | 長時間停電の場合、台所リモコンの時刻設定が必要な場合があります(台所リモコンの時刻設定を確認してください) | |
740 | 【台所リモコン~制御基板】間の通信が、【1分間】途絶えたことの検出です・・台所リモコンが判断した通信不良です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください・・【外部ノイズ等外的要因】が原因の場合があります | |
750 | 【浴室リモコン~制御基板】間の通信が、【1分間】途絶えたことの検出です・・浴室リモコンが判断した通信不良です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください・・【外部ノイズ等外的要因】が原因の場合があります | |
760 | 【浴室リモコン~制御基板】間の通信が、【1分間】途絶えたことの検出です・・制御基板が判断した通信不良です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください・・【外部ノイズ等外的要因】が原因の場合があります | |
A1 | 圧縮機停止時の【高圧圧力スイッチ作動】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
A2 | ヒートポンプユニット沸き上げ回路の高温【97℃以上】検出です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【断水・給水栓閉止・沸き上げ回路のバルブの閉止】を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
A3 | ヒートポンプユニットが沸き上げ運転開始【30分経過】しても、【温度が上がらない(50℃以下)】であることの検出です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
A4 | ヒートポンプユニットの基板温サーミスタの【断線 又は ショート】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
A5 | ヒートポンプユニット【起動不良】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
C04 | ソーラー不凍液【不足】です | 【不凍液(専用補液)】補充により警報解除します | ソーラー不凍液の残量を確認して下さい | ソーラー不凍液が正常な量の場合は【点検・修理】を依頼してください |
C30 | 凍結予防サーミスタ不良【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
C31 | ソーラー往きサーミスタの【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
C32 | ソーラー戻りサーミスタ【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
C33 | 貯湯サーミスタ不良【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
C34 | ソーラーサーミスタ【断線 又は ショート】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
C43 | ソーラー不凍液【水位電極故障】です | 不良箇所修正により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
C56 | お湯はりを開始してないにもかかわらず【お湯はり量】が認識できている状態です | 台所リモコンの【確定SW】(10秒間)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
C57 | お湯はりを開始したにもかかわらず【お湯はり量】が認識できない状態です | ソーラー機器のお湯を利用せずに、お湯はりをします【お湯はり完了】により自動復帰します | 【ソーラー機器の給水栓閉止・お湯はりユニットのストレーナーゴミ詰まり・ソーラー配管の閉そく(凍結、エア噛み、詰まり等)】を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
C59 | ソーラー不凍液【水位オーバー】です | 正常水位(警告水位離水)検出で自動復帰します | ソーラー不凍液の残量を確認して下さい | ソーラー不凍液が正常な量の場合は【点検・修理】を依頼してください |
C64 | ソーラーポンプ【作動不良】です | 台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
C69 | ソーラー三方弁【作動不良】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にした後、台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
E1 | ヒートポンプユニットの(マイコンのプログラム)が【正常に動作しない】ことの検出です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
E16 | リモコンの給湯設定温度以上の【高温が出ている】ことの検出です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【断水・給水栓閉止・ストレーナーゴミ詰まり】等、給水不良を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
E3 | ヒートポンプユニット動作時の【高圧圧力SW作動】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【給水 及び 沸き上げ回路】の止水栓の閉止、断水を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
E31 | 給湯サーミスタの不良【断線 又は ショート】です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
E32 | 給水サーミスタの不良【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
E33 | 湯とりサーミスタの不良【断線 又は ショート】です | 台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
E6 | ヒートポンプユニットの【圧縮機ロック】判定です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
E65 | 給湯混合弁作動不良です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にした後、台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
E7 | ヒートポンプユニットの【室外ファンロック】判定です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【ファン電動機周辺の異物の絡まり】を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
E8 | ヒートポンプユニットの圧縮機運転中の【入力過電流検出】による停止です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【空気熱交換器(フィン)の汚れ(ホコリ) 及び ヒートポンプユニット周辺条件】を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
EC | ヒートポンプユニットの沸き上げ回路の【高温(97℃以上)】検知です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【断水・給水栓閉止・沸き上げ回路のバルブの閉止】を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
F00 | 設置後の初回お湯はり時の【ふろ残り湯】検知です | 浴槽の残り湯を捨てて、台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除後、【ふろ試運転】を再実行してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F00 | オート試運転時の【ふろ残り湯】検知です | 浴槽の残り湯を捨てて、貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして【オート試運転】を再実行してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F03 | 【排水栓抜け・お湯はり時間超過検知】です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【排水栓抜け(閉め忘れ・漏れ)・浴槽選定ミス(容量過多400L以上不可)・循環口取付位置不良】を確認してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
F16 | リモコンのふろ設定温度以上の【高温が出ている】ことを検知です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【断水・給水栓閉止・ストレーナーゴミ詰まり】等、給水不良を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
F17 | 漏水センサによる【漏水】検知です | 別売・・漏水センサ・・を取付ている場合のみ警報表示・・漏水をブザー音で知らせます | 漏水センサを取り付けていない場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F25 | ふろ循環ポンプ作動前に【ふろ水流スイッチ作動】を検出です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F3 | ヒートポンプユニットの吐出管温度【高温検知】による停止です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F31 | お湯はりサーミスタの【断線 又は ショート】です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F32 | ふろサーミスタの【断線 又は ショート】です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F38 | 残湯量サーミスタ(50L黄・100L青・150L白・200L黒)の【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F43 | 水位センサが【水位許容範囲を超えた水位】の検出です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 浴槽設置が工事説明書の許容範囲を超えていないか確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
F45 | 熱交循環ポンプの回転数が【異常に低下】したことを検出です | 台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F46 | ふろ循環ポンプ異常の回転数が【異常に低下】したことを検出です | 台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F47 | 漏水センサ伝送不良です | 別売・・漏水センサ・・を取付ている場合のみ警報表示・・漏水をブザー音で知らせます | 漏水センサを取り付けていない場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F54 | ふろ三方弁作動不良です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にした後、台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F56 | お湯はり開始したにもかかわらず【お湯はり量】が認識できない状態です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【断水・給水栓閉止・ストレーナーゴミ詰まり】等、給水不良を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
F59 | お湯はりを終了したにもかかわらず、浴槽の【水位が上昇する】為の警告です | 台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 復帰後、再発する場合は【点検・修理】を依頼してください・・実際に水位が上昇している場合は【給水栓閉止】後、点検・修理を依頼してください | |
F63 | ふろ追いだき中に【浴槽水の循環】が認識できない | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【浴槽内に水があること 及び 循環口フィルターの汚れ(詰り)】を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください・・実際に水位が上昇している場合は【給水栓閉止】後、点検・修理を依頼してください |
F65 | 【お湯はり混合弁作動不良】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にした後、台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
F94 | 水位センサが【水位許容範囲を超えた水位】を検出です | 浴室リモコン【OFF/ON】により警報解除します | 浴槽設置が工事説明書の許容範囲を超えていないか確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
FA | ヒートポンプユニットの【冷媒圧力異常上昇】を検出です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【断水・給水栓閉止・沸き上げ回路のバルブの閉止】を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
H0 | ヒートポンプユニットの基板内の【電圧・電流】に異常値を検出です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H14 | 温度過昇防止器【96℃以上】作動です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H15 | 缶体上部高温(95℃以上)検知です | 台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H25 | ふろ循環ポンプ作動前に【ふろ水流スイッチ=ON】を検出です | 浴室リモコン【OFF/ON】により警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H3 | ヒートポンプユニットの圧縮機停止時にもかかわらず【高圧圧力SWが作動】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をしてください・・正常圧力検出により自動復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H30 | 缶体上サーミスタの【断線 又は ショート】です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H31 | 残湯量サーミスタ1の【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H32 | 給水サーミスタの【断線 又は ショート】です・・EHP-300・370シリーズが対象 | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H32 | 残湯量サーミスタ2の【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H33 | ふろサーミスタの【断線 又は ショート】です・・EHP-370シリーズが対象 | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H33 | 残湯量サーミスタ3の【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H34 | 給水サーミスタの【断線 又は ショート】です・・【EHP-371~3742、4641、4642】シリーズが対象・・EHP-371シリーズが対象 | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H34 | 給湯サーミスタの【断線 又は ショート】です・・EHP-300・370シリーズが対象 | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H34 | 残湯量サーミスタ4の【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H35 | 残湯量サーミスタ5の【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H35 | 湯とりサーミスタの【断線 又は ショート】です・・EHP-3732シリーズが対象 | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H36 | 缶体2上サーミスタの【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H54 | 【三方弁作動不良】です・・EHP-300・370シリーズが対象 | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にした後、浴室リモコン【OFF/ON】により警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H54 | 【湯とり三方弁作動不良】です・・EHP-3732・3742・4742シリーズが対象 | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にした後、台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H56 | 【混合弁作動不良】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にした後、浴室リモコン【OFF/ON】により警報解除します | 【断水・給水栓閉止・ストレーナーゴミ詰まり】等、給水不良を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
H57 | 【膨張水三方弁作動不良】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にした後、台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H58 | 【バイパス電磁弁作動不良】です | 浴室リモコン【OFF/ON】により警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H6 | ヒートポンプユニットの【圧縮機回転不良】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H65 | 【湯とり混合弁作動不良】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にした後、台所リモコンの【確定SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H70 | 【電源周波数異常】です | 正常周波数検知により復帰します・・貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【船舶での使用】等、発電機で電力を供給すると【電源周波数が不安定】な場合に警報になります | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
H8 | ヒートポンプユニットの圧縮機が回転していることを制御基板は認識しているにもかかわらず電気を消費していないことを検出です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をしてください | |
H82 | 停電復帰時に【(制御基板の記憶時刻)と(リモコンの時刻)】のデータが一致しないことを検出です | リモコンに現在時刻を設定してください・・電源電圧の低下の場合があります | ||
H83 | 試運転時に水位センサが【水位許容範囲を超えた水位】を検出です | 浴室リモコン【OFF/ON】により警報解除します | 浴槽設置が工事説明書の許容範囲を超えていないか確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
H9 | 外気サーミスタの【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
H91 | 【保安器作動(96℃以上) 又は ユニット間の誤配線】です | 【保安器を手動復帰 及び 誤配線の確認(修正)】後、浴室リモコン【OFF/ON】による警報解除が必要です | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
HC | ヒートポンプユニットの出湯サーミスタの【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
HJ | 沸き上げ運転中にヒートポンプユニットの【(入水・出湯)サーミスタ】の【温度バランス】不良です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【断水・給水栓閉止・ストレーナーゴミ詰まり】等、給水不良を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
J0 | ヒートポンプユニットの冷媒調整器サーミスタの【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
J3 | ヒートポンプユニットの吐出サーミスタの【断線(ショート) 又は 吐出菅サーミスタ温度 | 【正常温度検出(交換)】 又は 【貯湯ユニットの漏電ブレーカーを3秒以上『切』後、再度『入』により】警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
J5 | ヒートポンプユニットの吸入管温度サーミスタの【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
J6 | ヒートポンプユニットの熱交サーミスタの【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
J8 | ヒートポンプユニットの入水サーミスタの【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
JA | ヒートポンプユニットの【圧力センサー作動】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【空気熱交換器(フィン)の汚れ(ホコリ) 及び ヒートポンプユニット周辺条件】を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
L3 | ヒートポンプユニットの電装品箱内【温度上昇(73℃以上)】による停止です | 【63℃以下検出】により自動復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
L4 | ヒートポンプユニットの【放熱フィン温度上昇(78℃以上)】による停止です | 【63℃以下検出】により自動復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
L5 | ヒートポンプユニット運転中の【過電流検出】による停止です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【(安定した電源電圧)・HPユニット機内配線の全てのコネクタ(接続部)の接触不良】確認後、【電源リセット】してください・・全てのコネクタ(接続部)を【抜き差し】して確認すること(特に圧縮機リード線は確実に行うこと) | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
P4 | ヒートポンプユニットの放熱サーミスタの【断線 又は ショート】です | 【正常温度検出(交換)】により復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
P76 | 貯湯ユニット~漏水検知ユニット間の【通信異常】 又は 貯湯ユニット~ソーラーお湯はりユニット間の【通信異常】です | 【通信異常解除】により自動復帰します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください・・自然復帰した場合、一時的なノイズや電源の異常が考えられます。そのままご使用ください。 | |
U0 | ヒートポンプユニットの【冷媒ガス不足】検出です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【断水・給水栓閉止・ストレーナーゴミ詰まり】等、給水不良を確認して下さい | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
U2 | 電源電圧不良検出です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【船舶での使用】等、発電機で電力を供給すると【電源電圧が不安定】な場合に警報になります | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
U4 | 【貯湯タンク~HPユニット間】の【通信不良】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください・・【外部ノイズ等外的要因】が原因の場合があります | |
U45 | 沸き上げポンプの回転数が【異常に低下】したことを検出です | 台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
U51 | お湯はり時の【浴槽排水栓の閉め忘れ】です | 浴室リモコン【OFF/ON】により警報解除します | 【排水栓抜け(閉め忘れ・漏れ)・循環口フィルタ汚れ(詰り)】を確認してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
U53 | 【浴槽水位検知不良】です | 浴室リモコン【OFF/ON】により警報解除します | 浴槽を空にして排水栓をした状態にして試運転モード【浴室リモコン運転SW(切)の状態で、ふろ自動SWを(10秒)長押し】でお湯はり量再設定してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
U54 | 【沸き上げ三方弁作動不良】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』にした後、台所リモコンの【確定SW 又は 現在温度表示SW】(10秒)長押しにより警報解除します | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
U54 | 設置後の初回お湯はり時の【ふろ残り湯あり】検知です・・EHP-370GPXHが対象 | 浴槽を空にして排水栓をした状態にして試運転モード【浴室リモコン運転SW(切)の状態で、ふろ自動SWを(10秒)長押し】でお湯はり量再設定してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください | |
U61 | 貯湯タンクの【湯切れ検知】です | 浴室リモコン【OFF/ON】により警報解除します | お湯の【沸き上がり】を待ってください | 警報復帰後、沸き上がらない場合は【点検・修理】を依頼してください |
U7 | ヒートポンプユニットの【プリント基板内通信不良】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください・・【外部ノイズ等外的要因】が原因の場合があります | |
U76 | 【貯湯タンク~HPユニット間】の【通信不良】です | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください・・【ノイズ・電圧瞬時低下・電源瞬時停電・電源周波数不安定】の場合があります | ||
UF | 【貯湯タンク~HPユニット間】の【誤配管検出】です | 貯湯ユニットの【漏電ブレーカー】を3秒以上『切』後、再度『入』をして警報解除してください | 【貯湯タンクの満水・止水栓閉止、メンテナンスバルブ位置】を確認してください | 【復帰しない 又は 再発する】場合は【点検・修理】を依頼してください |
長府エコキュートによく発生するエラーコード
長府エコキュートをご使用の際に特に発生頻度の高いエラーコードがあります。これらのエラーは、日常的な使用状況や環境的要因により比較的発生しやすいものです。
特に頻繁に発生するエラーコードは、E65、J3、H3、F03、H30、F56、U4です。これらのエラーについて、それぞれの原因と対処法を詳しく解説します。
エラーコード E65について
E65は給湯混合弁の作動不良を示すエラーコードです。給湯混合弁は、給湯時にお湯と水を適切な温度に調節する重要な部品です。この部品に不具合が発生すると、設定温度通りのお湯が供給されなくなる可能性があります。
エラーが発生する主な原因として、混合弁内部の汚れの蓄積、部品の経年劣化、または電気的な接続不良が考えられます。解決には混合弁の清掃や交換が必要となることが多く、専門的な知識が必要な作業となります。
エラーコード J3について
J3は、ヒートポンプユニットの吐出サーミスタに関する異常を示しています。ヒートポンプユニットは、空気中の熱を利用してお湯を生成する重要な機器です。サーミスタは温度を検知するセンサーで、これが正常に動作しないと、適切な温度制御ができません。
この問題は主に温度センサーの断線やショートが原因となります。センサーの故障は、機器の安全性にも関わる重要な問題であるため、早急な対応が必要です。
エラーコード H3について
H3は、ヒートポンプユニットの高圧圧力スイッチに関する異常を示すエラーです。圧力スイッチは、システム内の圧力を監視し、異常な圧力上昇を検出する安全装置です。
このエラーが発生する原因として、冷媒配管の詰まり、圧力スイッチ自体の故障、または冷媒系統の不具合が考えられます。圧力系統の問題は機器の安全運転に直結するため、専門業者による点検が必要です。
エラーコード F03について
F03は、お風呂の排水栓に関する問題や、お湯はり時間の超過を示すエラーです。この問題は、お風呂の水位センサーが正常に動作していない場合に発生します。
最も一般的な原因は、浴槽の排水栓の閉め忘れです。また、浴槽の容量が機器の許容範囲を超えている場合や、循環口の取り付け位置に問題がある場合も、このエラーが発生することがあります。
エラーコード H30について
H30は、貯湯タンク上部の温度センサーに関する異常を示しています。貯湯タンクは、生成されたお湯を貯蔵する重要な部品で、その温度管理は機器の効率的な運転に不可欠です。
このエラーの主な原因は、温度センサーの断線やショートです。センサーの故障により、タンク内の温度が正確に測定できなくなり、結果として機器の制御に影響を与えます。
エラーコード F56について
F56は、お湯はり機能に関する異常を示すエラーです。このエラーは、お湯はりを開始したにも関わらず、システムがお湯の流量を正常に認識できない状態で発生します。
原因として、断水、給水栓の閉鎖、またはストレーナーの詰まりなどの給水系統の問題が考えられます。これらの問題は、機器の正常な動作を妨げ、快適な入浴環境を損なう可能性があります。
エラーコード U4について
U4は、貯湯タンクとヒートポンプユニット間の通信不良を示すエラーです。この通信は、機器全体の協調動作に不可欠で、通信が途絶えると機器の効率的な運転ができなくなります。
通信不良の原因として、接続ケーブルの断線、外部ノイズの影響、または制御基板の不具合が考えられます。これらの問題は、機器の総合的な性能に影響を与えるため、早急な対応が必要です。
長府エコキュートの寿命とエラーコードの関係
長府エコキュートでエラーコードが表示されたからといって、必ずしも機器の寿命が来たことを意味するわけではありません。エラーコードは、機器の異常状態を知らせる警告信号であり、多くの場合、適切な対処により問題を解決できます。
エラーの原因は多岐にわたります。電源の不安定さ、水道圧力の変動、外部環境の影響など、機器本体以外の要因によって発生する場合も少なくありません。また、定期的なメンテナンスや清掃を怠ることで、内部の汚れや劣化が進行し、エラーコードが発生しやすくなることもあります。
エラーコードが発生した際は、まず取扱説明書を確認し、自分で対処できるかどうかを判断することが重要です。例えば、電源のリセットや給水栓の確認など、簡単な作業で解決する場合もあります。しかし、自分で対処できない場合や、エラーコードが頻繁に発生する場合は、専門業者によるサポートを受けることをお勧めします。
エコキュートの一般的な寿命について
長府製作所のエコキュートの寿命は、一般的に10年から15年程度とされています。この期間は、使用頻度、設置環境、メンテナンスの状況などによって大きく変動します。適切なメンテナンスを継続的に行うことで、寿命を延ばすことが可能です。
耐用年数を過ぎた機器では、故障の発生頻度が増加し、修理費用が高額になる傾向があります。また、エネルギー効率の低下により、電気代や水道代の増加も予想されます。これらの要因を総合的に考慮し、適切なタイミングでの交換を検討することが重要です。
交換を検討すべき状況
長府エコキュートの交換を検討すべき状況として、以下のような場合が挙げられます。
エラーコードが頻繁に発生するようになった場合、これは機器の各部品が劣化し、安定した動作が困難になっていることを示しています。また、点検や修理にかかる費用が高額になってきた場合も、交換を検討すべきタイミングです。
給湯量や給湯温度が不安定になってきた場合、これは機器の基本性能が低下していることを意味します。さらに、消費電力や水道代が以前と比べて高くなってきた場合も、機器の効率が低下している証拠です。
長府製作所の保証期間が終了し、機器の使用年数が長期間に及んでいる場合も、交換を検討する適切なタイミングです。これらの状況では、新しい機器への交換により、快適な給湯環境の回復と、省エネ効果によるコスト削減が期待できます。
長府製作所エコキュートの特徴
長府製作所は、2002年からエコキュートの製造・販売を開始し、業界内で高いシェアを維持している老舗メーカーです。同社のエコキュートは、優れた省エネ性能と豊富な機能で知られています。
省エネ性能においては、長府製作所独自の厳格な基準を設定し、高効率な機種を数多く展開しています。最上位機種である「エコジョーズ」では、国土交通省が定める省エネ基準を約1.5倍も上回る性能を実現しています。また、太陽光発電システムと連携することで、さらなる節電効果を得られる「ソーラーエコジョーズ」も提供しています。
機能面では、快適性と安全性を重視した設計が特徴です。停電や断水などの緊急時にも対応できる機能を搭載し、災害時の備えとしても安心です。操作性においても、リモコンやスマートフォンによる遠隔操作、音声案内や音声認識機能を搭載した機種も展開しており、ユーザーの利便性を向上させています。
よくある質問と回答
エラーコード U4の意味と対処法
エラーコード U4は、貯湯タンクとヒートポンプユニット間の通信不良を示しています。この問題が発生した場合、まず両ユニットを接続しているケーブルを確認してください。ケーブルが外れていたり、断線や短絡が発生していたりする可能性があります。
エラーコード F54の意味と対処法
エラーコード F54は、ふろ三方弁の作動不良を示しています。三方弁が正常に開閉していない可能性があり、異物の詰まりや機械的な故障が考えられます。三方弁から異常な動作音が発生している場合は、専門業者による点検が必要です。
エラーコード F32の意味と対処法
エラーコード F32は、ふろサーミスタの断線またはショートを示しています。ふろサーミスタは、お風呂の水温を検知する重要な部品で、これが故障すると正確な温度制御ができなくなります。水温表示が異常だったり、温度設定ができなかったりする場合は、修理が必要です。
エラーコード 611の意味と対処法
エラーコード 611は、給湯器側のファンモーターの故障や接続不良を示しています。ファンモーターが正常に回転していない状態で、異音や振動、風量の低下などの症状が現れる場合があります。このような症状が確認された場合は、安全のため使用を中止し、専門業者に点検を依頼してください。
エラーコード H15の意味と対処法
エラーコード H15は、主にファンの凍結や雪の侵入によるファンの動作不良を示しています。このエラーが発生した場合は、まずファンの周辺に凍結や雪がないかを確認してください。凍結や雪が確認された場合は、これらを除去した後、貯湯ユニットの漏電遮断器を約3秒以上オフにしてから、再度オンにしてください。
エラーコード HJの意味と対処法
エラーコード HJは、主に断水が原因で発生するエラーです。このエラーが発生した場合は、まず水道の供給状況を確認してください。断水が解消された後、貯湯ユニットの漏電遮断器を約3秒以上オフにしてから、再度オンにしてください。エラーが解消されない場合は、水道会社に連絡することをお勧めします。
エラーコード FAの意味と対処法
エラーコード FAは、冷媒圧力の異常上昇を示しています。この問題は、冷媒回路内の異常を示しており、冷媒の漏れや詰まり、冷媒量の不足などが原因として考えられます。冷媒回路は、ヒートポンプユニットの重要な部分で、空気中の熱を吸収してお湯を生成する役割を果たしています。このエラーが発生した場合は、専門業者による修理が必要です。
エラーコード 430の意味と対処法
エラーコード 430は、不凍液の不足が原因で発生するエラーです。不凍液回路は、ヒートポンプユニットと貯湯タンクを接続する重要な部分で、冬季の凍結防止の役割を果たしています。不凍液の漏れや詰まり、不凍液量の不足などが原因として考えられます。このような問題が発生した場合は、専門業者による点検と修理が必要です。
長府エコキュートのリセット方法
長府エコキュートの基本的なリセット方法は、貯湯ユニットの漏電ブレーカーを3秒以上オフにした後、再度オンにすることです。ただし、この方法は一時的な対処法であり、根本的な原因の解決には至らない場合があります。エラーコードが再発したり、解消されなかったりする場合は、専門業者による詳細な点検と修理が必要です。
まとめ
長府エコキュートのエラーコードは、機器の異常状態を知らせる重要な情報です。エラーコードが発生した場合は、まず落ち着いて取扱説明書を確認し、自分で対処できるかどうかを判断することが大切です。
簡単な電源リセットや給水栓の確認などで解決する場合もありますが、複雑な問題や頻繁にエラーが発生する場合は、迷わず専門業者のサポートを受けることをお勧めします。
エコキュートの寿命は一般的に10年から15年程度ですが、適切なメンテナンスと定期的な点検により、この期間を延ばすことも可能です。エラーコードの頻発、性能の低下、高額な修理費用などが発生した場合は、交換を検討する適切なタイミングかもしれません。
長府製作所のエコキュートは、優れた省エネ性能と豊富な機能を持つ信頼性の高い製品です。適切な使用とメンテナンスにより、長期間にわたって快適な給湯環境を提供します。何らかの問題が発生した場合は、この記事の情報を参考にして、適切な対処を行ってください。